コロナ禍という世の中。ほんとに生きてゆくことに苦労されてる方が多いことと思います。
私どもも全国からお問い合わせをいただきできる限りのサービスをお届けすることに徹しています。
当然、県外にも出なければならないわけで、消毒、マスクは常識ですし、納入に出発して帰還するまで、ほんとに気を使うことが多くて不自由を感じます。
早く終息できるといいなぁと思いながら、感染者数は増える一方ですよね。
自分や家族を守るためだけじゃなく、お客様のところに余計なものを持っていくわけにはいきません。
もちろん関心のない方はおられないと思うんですが、やっぱりどこにいても意識の低い方はいましてね。
人の少ない時間帯にコンビニでおにぎりや水を買おうと店内に入ると、商品を見ているそばを普通に通っていく子連れの家族がいたりしてドキッとします。
もちろん土地柄なんてものもあるのかもしれませんが、コロナ禍の不自由さをみんなでなんとか終わらせたいという気持ちはないのかなぁとがっかりさせられます。
「ワクチンを摂取したから自分らは安心」なんて小さな満足感は落とし穴かもしれません。
お互いに行動と衛生面の管理は必須項目ですが、頑張ってやるしかないですよね。
さて、弊社のいつもの納入業務ですが、もう一度、どんなふうにお客様のもとに届けられるのか、説明したいと思います。
今回は、兵庫県内の山間部2箇所に納入と京都市郊外で作業という出張業務で、内容はこんな感じになります。
【A様(揖保郡)】
チキントラクター1台
生体 黒烏骨鶏(無判別中雛 2羽)、岡崎黄斑(♀ 中雛2羽) 納入
【B様(多可郡)】
チキントラクター1台
生体 純国産卵用種(♀ 大雛5羽) 納入
【C様(京都市)】
チキントラクター リフォーム追加工
あまりお見せすることはありませんが、準備のお話からさせていただきましょう。
まず、生体の輸送は、途中で給餌給水ができる環境と停車(休憩)時間を確保し、走行中は基本的に時速80Km以下での走行がルールとしています。もちろん鶏にとっても輸送はストレスを伴うわけですが、できる限りの配慮をしています。
自社便となりますが、チキントラクターはこのような牽引車(カーゴトレーラー)で輸送しています。
2台のチキントラクターの下に大きな木の箱のようなものがありますが、ここが鶏の寝台車とでも言いましょうか、いろんな工夫を施した輸送ケージとなります。
滅多にありませんが、最大で50羽程度の輸送が可能なんですよ。
給餌給水はこの状態でできるんですが、鶏の出入り口が上の面(荷台)にあるため、チキントラクターを載せる前に鶏が乗ることになります。
荷台のフタを開けて準備にかかります。
今回は自宅周辺で刈った草(茅)を敷いて鶏のクッションになるようにしました。
こちらも画面の向こう側が進行方向になりますが、突き当たりの一段上がったところが揺れが少ないことから寝室(巣箱)となっています。
右側の配管が気になりました?
これがニップル式給水器で、約9ℓの貯水量となります。
餌は、最後尾。トレーラーの後ろに小さな扉を設けており、そこから給餌して、こちらの餌箱に入る仕組みです。
チキントラクターと現場で組み付ける楽車キット。その他資材や釘金物、工具類を積み込んでいよいよ出発・・・ではなく、留守中に鶏たちの世話をいろんな方にお願いしてるので餌の準備や飼養マニュアルの提示などを済ませてから出発となります。
今回は、天気が崩れる予報だったので早めにA様のところに着いて、振り始める前に荷下ろし作業と楽車の組み付けをB様の分まで済ませました。
B様のチキントラクターにもすでに楽車を装着済みで、再度荷造り。
こちらは1軒目のA様の圃場です。
じつはA様の2台目のチキントラクターで、今回は烏骨鶏飼養に向けた特別仕様です。
前回、お届けした白い烏骨鶏に加え、黒い烏骨鶏と『新居』で合流。。。
そして、2箇所目に納入。
こちらは純国産卵用種、もみじとさくらがそれぞれ3羽と2羽という組み合わせ。
じつは、B様も弊社のチキントラクターをお使いいただいてる方で、今回は奥様のご両親がチキントラクターに一目惚れされてご依頼をいただいたんです。
若い頃、鶏を飼っておられたということで、資料のことやチキントラクターの活用法などを少しお話しさせていただきました。
やさしい年配のご夫婦の今後の暮らしにおてんばコッコが色を添えてくれるでしょうね。
また時々、楽しいお話を伺えたらと思っています。
そして、二日目。最後の京都のC様のところへ。
すいません。少し疲れもで始めたのか、チキントラクターに手を加えたのに肝心な写真を撮ってませんでした、、、。笑
こちらも昨年後半からお付き合いいただいているお客様で、純国産の3種類の鶏をチキントラクターと放し飼いで飼っておられます。
こうやってみるとどの圃場もいい草が生えていて、鶏にとってはやっぱり楽園としか思えないです。
ミミズもたくさんいそうですし、土そのものにたくさんの微量要素(栄養素)を含んでいるのがみるだけで想像できます。
さて、お気づきかもしれませんが、今回はいわゆる新規のお客様がおられません。
それどころか、じつはお三方とも私どもが運営している『自然養鶏ねっとわーく🐓』のメンバーで、交流がある「会ったことはないけれど、顔見知り」のような関係なんです。
私自身もなんやら親戚の家を順番に回ってるような不思議な感覚でね。
なんとも言えないほのぼのした時間で気が緩みっぱなしで、、、。笑
お客様というよりも従兄弟と喋ってるような、親戚の子供やおっちゃんおばちゃんと話してるような時間ですごく楽しい時間でした。
ほんとに有り難くて感謝しかありませんし、皆さんと一緒に元気な鶏を育てて新鮮な卵からの恵みとして、免疫力を強化ですね。
ほんとに皆さん、いつも有難うございます。
大切な皆さんに、コロナに負けない健康づくりを楽しんでいただきたいなぁと思いました。
今後も精進させていただこうと思います。٩( ‘ω’ )و