いつも当ブログを読んでいただいてる方もおられるようで、ほんとに有難うございます。
毎回、お礼を書いてもいいぐらいなんですが、しつこくなってもいけませんので勝手ながら省略させていただいておりますが、感謝の念に堪えません。
さて、9月に入って新潟十日町はすっかり朝夕涼しく、日によっては肌寒い季節の変わり目を感じています。いよいよ今年も秋ですね。
秋といえば収穫の秋。芸術の秋、食欲の秋、いろいろありますが、楽しい季節であります。
猛暑の夏と比べると鶏たちも食欲旺盛になっている気がしています。
今日は、発酵飼料のお話です。
いくつになってもわからないものってたくさんあります。
穀類や野菜、果物からいかに効率よく栄養を摂り入れらるか。健康な鶏を育てるには常に付きまとう課題でもあるわけですね。
人間も同じですが、鶏も一年中、同じメニューだと飽きることはないのかなんて、考えてみたり。
発酵飼料となる原料も特別に栽培されたものを購入してばかりだと卵の販売価格もあげていかないと採算も合わなくなりますし、どうしても栽培されているのを見たわけではないので信憑性には欠ける。
そんな理由もあってできる限り地元のものを集めているわけですが、そんな情報も少しずつご紹介しようと思います。
今日は、こちらです。
何かわかりますでしょうか?
新潟が日本一の作付け面積を誇る茶豆(枝豆)のクズ豆です。
クズまめと言ってももちろん、全然いいものがたくさん含まれていますが、広大な面積で栽培されてるところからいただいております。
天日干しといっても雨ざらしにしておくと、このように発芽するんです。
サヤも柔らかくなったところでこれを発酵飼料と混ぜて、夕飯の出来上がり。笑
また、同時進行で冬の間の餌にストックする方法をいろいろ実験中です。
すべては鶏の健康のため。何よりも人様の口に入るエネルギー満タンの卵のためであります。
有難いことに大都市圏を中心に『チキントラクター自然卵』のリピーター様が増えています。
見えない努力、飽くなき探求。そういうものが卵のおいしさに変わって、遠く離れた消費者の方に伝わっていくのを実感しています。
厳しい夏の猛暑にも、冬の豪雪にも負けない。
鶏のおかげで自分もまた強くなれた気がします。
オリンピック、パラリンピックの選手の皆さんじゃないけれど、それぞれのジャンルやカテゴリーで金メダルを目指さないとね!