今年もクリスマスですね。
新潟県十日町市では、一旦寒さが緩んでいましたが、今夜から年明けまで寒波に包まれる日々となりそうです。
不自由でしかない豪雪地帯の暮らしは、ほんとに修行です。
必死になって雪をかき分け、鶏たちの場所に行ったと思えば、鶏の世話をしている間にまた積もってる。そんな冬の本番はまだまだこれからなんですよ。
さて、皆さんにとって、2021年はどんな一年でしたか?
コロナ禍で不自由な時代だと言えますが、賛否両論ある中でのオリンピックは、個人的には素晴らしいもので、生きていることとか世界中の人々の生命の尊さを考えさせられる時間でした。
内外の選手はもちろん、大会運営に携わったスタッフやボランティアの皆さんは、見えない部分で大変なご苦労があったんだろうなぁと思います。
だから先日の大阪の火事とか、神田沙也加さんの急死のニュースには、なんとも言えないモヤモヤしたものが消えない。
大阪は故郷であり、火災(というか事件ですね。)があったキタの丸ビルの近くといえばいろんな思い出がある場所でもあります。
ちゃんと生きようとしてた人たちとそのサポートに尽力されていた方たちがなんで尊い生命を失くさなければならなかったのか。ほんとに憤りしかありません。
「あってはならないこと。」とインタビューに答えられてる方が何人もいましたが、本当にあってはならないことがなぜ起こってしまったのか、真実を知りたいところです。
コロナ禍でストレスもあるでしょう。みんな同じですよね。
昨年もそうでしたが、俳優や女優が自殺した後に、彼らの美しいエピソードなんかを紹介するメディアがいくつもあったのは、すごく違和感がありました。皆さんは、自殺のフォローをするかのような放送にモヤモヤしたものを感じませんでしたか?
神田沙也加さん急死が報じられた後に、今回は「一人で悩まないための相談窓口」を紹介していました。それで、沙也加さんが自殺したとわかりましたよね。
自分で命を絶ったらそれまでに頑張ってきたこと、積み重ねてきたもの。これから掴む夢。そんなものが全部ゼロです。やっぱりどんなことがあっても必死こいて生きていかないと。
きっとそんなメッセージも届かないのかもしれないけれど、もしかしたらプラス思考しかないうちの鶏たちの卵を食べてもらったら、プラス思考のスイッチが入るんじゃないだろうかと、どうやったら強いストレスを抱えている人に届けられるのかを考えています。
話は変わりますけど、昨日ね。
50年生きてきて、夫婦で初めて宝くじを買ったんですよ。ちょっと大きいショピングセンターで、年末ジャンボっていうやつですね。
当たると嬉しいけれど、宝くじを買った喜びって意外と大きいねと、夫婦で話しながら車に乗って駐車場の出口に向かってる時にね。
知らないお爺ちゃんが倒れてて、その側に車から降りてそのお爺ちゃんを介抱してる女性がいるのに気づいて、どうしたのかなと自分の車も止めて見に行ったんです。
どうやら駐車場内で宝くじを握りしめたお爺ちゃんとお姉さんが運転する車が接触してお爺ちゃんが転倒したようです。
クリスマスイブの買い物なのか、駐車場も車がひっきりなしに通ってる感じで、少し離れた場所から様子を伺っている野次馬の人だかりができている。
とりあえず、通報がまだだったようなので家内が通報して、お爺ちゃんの様子を伺いながら声をかけてて、右手と鼻のところをケガして血が出てて、大したことはなさそうだけれど、とにかく病院で診てもらうまではドライバーのお姉さんも心配ですよね。
「お父さん、たくさん宝くじ買って、宝くじの前に車に当たったんだね。」
とっさにそんなくだらないことを話しかけてましたけど、ちょっとはショックが和らいだかな。
数分後、救急車とパトカーが来て、アスファルトに横たわってたお爺ちゃんの枕代わりにしてた上着を返してもらった時に、
「宝くじ当たらんで、車に当てられたわ。」ってニコッて微笑んでくれたんです。
「まだまだ。宝くじはこれから当たるから〜♬」なんて言いながら、その場を離れたんですけどね。
家に帰る途中、そのお爺ちゃんは要介護のお姉さんと一緒に暮らしていることとか、
どうしようもないから家には連絡しないでくれと言ってたこととか。
なんともお人好しなスマイルとか、そういうものを思い出しましてね。
なんともやさしい気持ちをこっちがもらったような不思議な気持ちになったんです。
あのお爺ちゃん、ケガは大したことなかったかなぁ。宝くじ、ああいう人に当たってほしいなぁ。。。
事故を起こしたお姉さんも来年はきっといい年にしてもらいたいなぁ。。。なんてね。
結局、今日は何が言いたいのか、よくわからないんですけどね。笑
終わりよければ全てよし。今年も残すところ一週間。
皆さん、慌てず急がず、事故なき怪我なきで新しい年を迎えましょうね。