9月に入り、なんやら一気に気温が下がりまして、鶏も人間も体調が崩れないようにチェックをしてます。
1年の半分が冬と思っておいていい新潟十日町ですが、短い夏はこれで終わったんでしょうね。
気候変動や異常気象の中で、自然界の生物やうちの鶏を見てると異変のようなものを感じてしょうがない夏でしたが、皆さんはいかがだったでしょうか?
産卵場所が蕎麦殻プールのチキントラクターが、先日まで置かれていた場所は、蕎麦が育っています。
これを鶏が食べて、糞を落として土中で発酵、肥沃になった土でまた元気な草や野菜が育つという循環。
ヒトもそうであるように、卵を産むことがもし、身体に負担があるのならもう少しゆっくり産んでくれてもいいんだよと、こんな生産者はいないだろうけど、鶏が健康であることにはほんとに自分はこだわりがあるんだなぁなんて、思ってしまうわけです。
飼い主のそういう姿勢は鶏が敏感に感じていて、気がつくと鶏が飼い主の体を心配そうに見てる時があるんですよ。
君たちはなんでそこにいてくれるんだろう。
いつもそばにいてくれてうれしいよ。ありがとうな。
そんなふうに思い合えたらいいですよね。
さて、前置きが長くなりましたが、今年も鶏が捨てられているという情報が少なくはありません。
なぜ捨てるのか。捨てる前に里親が見つからなかったのか。その度に考えさせられてばかりです。
そして、なんで自分に相談してくれなかったのか。
偏った動物愛護団体もある世の中で、生体にとっての幸せを考えられるネットワークがあるのかないのか、パッと思いつかないんです。
私たちの「自然養鶏ねっとわーく🐓」は、お客様に支えられ、親交を深め、まるで家族が親戚のような愛鶏家の集いなんですが、このコミュニティでそういう活動ができないか。寄付を募って活発に啓蒙活動ができないか。そんなことを考えています。
自分達の次世代もそうですが、うちの子もよその子もないでしょ。鶏も同じ。
幸せな鶏は見たらすぐにわかるぐらい素直に感情を表現してくれます。
鶏や生体をとにかく捨てないでほしい。
その前に困ってる状況を伝えていただいたら可能な限り協力します。
チキントラクターの普及も幸せな鶏を増やしたいという思いで頑張っていますけど、やっぱりこの先に世界の平和があると信じてるんです。