健康な鶏はなんといってもよく食べます。
ケガをしてしまった時や日ごろの健康管理でも、しっかり食べてしっかり糞を出してるか、というのがチェックポイントになります。
そして野原を駆けまわって育った子は、ケガをしても驚くほど治りが早い。
足が折れても心は折れない。
これ、ほんとなんですよ。
ヒトも同じですよね。
やっぱり子供の頃は外で遊ぶことが必須だと思います。
勉強勉強で塾に通うことが悪いわけではありませんが、個人的には「学び」の原点は「遊び」にあって、そこでしか培うことができない感というものがあると感じています。
さて、健康な鶏が産む卵はエネルギーやビタミンたっぷりですごくおいしいです。
そして、自然養鶏でのびのび鶏を育てることにおいては、抗生物質やビタミン剤など、余計なものを食べさせる必要がありません。
スーパーなどで売られている一般的な生卵は、ほとんどケージ飼育で、言うなれば光などで管理された飼育方法で生産されているものになります。
密飼いで何万羽もいる鶏舎ではストレスもあるでしょうし、病気が発生した場合に傾斜内で蔓延しないように抗生ビタミン剤を含む配合資料が必須というわけです。
生産農家さんとしては、そうやって採算を合わせなければやってられない実情がありますし、卵の価格が安すぎるのもおかしい。仕方がないんですけど、いろいろ矛盾を感じることが多いです。
ストレスを最小限に鶏を丈夫に育てて、無理なくいい卵を産んでもらう。それが自然養鶏の基本と考えています。
草がない冬場の飼料はオリジナルの配合で準備して与えています。あとは新鮮なミミズなどで動物性のたんぱく質を準備してあげたり。
今日も鶏たちは、雪解けの水たまりもお構いなしに駆けまわってますよ。。。(^^)
自然養鶏とか放し飼いとか、コストがかからないように思われたり、簡単そうに思われるかもしれませんが、鶏は想像以上に繊細な生き物で「ちゃんと飼う」ということは簡単ではなかったりします。
次回はそういう部分をお話ししてみたいと思います。