年の瀬も押し迫っておりますが、今年生まれた鶏たちが卵を産み始めています。
寒いから無理して産まなくてもいいよ…とか、そんなに簡単に産んでいるわけじゃないと感じると思いやりのつもりでそう言ってあげたりしてしまいます。
もちろん産卵は健康のバロメーターですし、順調に一定のリズムで産んでくれるのが一番いいのには違いないんですけど。
そんな中でこのコンビも産み始めています。
ブロイラーと呼ばれている肉用のニワトリには思うことがいろいろあるんですが、うちにいる“リンゴ”と“モモコ”は、今年7月生まれのブロイラー姉妹です。同じくたくさんいたであろう姉妹はすでに屠殺されて食肉利用されました。
若鶏というのは日齢50までに殺されて肉になった鶏肉のことを言います。
御多分に洩れず唐揚げも好きですし、焼き鳥も親子丼も。
自分の身体のどれぐらいの割合が鶏が作ってくれたんやろうって考えたりします。
産み始めはどの子もお腹の中が落ち着かず、こんなでっかい卵を産んだりするんです。が、
なんと三つ子卵!!
この10年間で2個目という珍しいもの。
それを健気に生きているモモコが産んでくれて、なんとも嬉しいニュースになったというわけですね。
2ヶ月足らずで食肉とされるブロイラーは、もちろん卵を産む前には殺される運命です。
実験用という形ででも運よく長生きできることになったリンゴとモモコにこれからも多くを教えてもらおうと思います。