
据え置き型の給餌器のご依頼を受けていつものように3Dの描画で打ち合わせをした後、作らせていただきました。
参考までにSNSでの打ち合わせで用意する描画をご紹介しておきたいと思います。

ふだん餌をどのような形で与えられてるか、そこでどんな問題が起きているかなどを伺いながら、実際にどんな高さで食べさせてあげるのがいいか。
お世話をするのにどれぐらい蓄えておいて不断給餌をするか、とか。

不断給餌というのは、鶏が餌を食べて少なくなった分、蓄えた飼料が落ちて食べさせてあげられるという与え方になりますね。
個人的には、出張で留守になる時はお世話をしてくれる家族がちょっとでもラクできるように不断給餌器を設置して出かけることが多いです。ふだんは一日に2回、一定量の発酵飼料を地面に撒いて与えています。
不断給餌か、定量給餌か。定量と言っても複数の鶏がいると一羽が食べる量を正確に把握してるわけではありませんが、個人的に思っているのは、食べ続ける必要がある時期か、そうでないかということです。
例えばひよこが成長する時期はやっぱり身体を大きく育てることが最優先に思います。
同時に神経系の発育という部分でもとても大事な時期だと思いますし、とにかく食べ続けることで元気に成長することがとても大事ということになります。
成鶏になったニワトリたちももちろん元気でいてもらいたいですよね。どんな動物でもヒトでも同じことが言えると思うのですが、成長とともに少しカロリーを低めにするという意味で栄養バランスを保ちつつ飼料の量を抑えめにするということが、鶏の健康にはとても役立つと思っています。
発酵飼料で健康的に育てた鶏は驚くほど寿命が長くなるんです。
そういう鶏の身体の中でいったいどんなことが起こっているのか知りたいですよね。
