国内有数の豪雪地帯、新潟県十日町市は、その積雪量を「一夜三尺、一日五尺」と言われている地域です。
現代社会では尺寸に馴染みがありませんが、一晩に90cm、一日に1m50cmといえば、いかに雪の量が多いかおわかりいただけるかと思います。
車を車庫に入れてませんので毎朝、雪に埋もれたそれを掘り起こすことから始まります。
もちろん車までも積雪で普通に歩くことができず、雪かきしながら辿りつくという感じです。
数年に一度と言われる今回の大寒波。
除雪作業が必須となる豪雪の暮らしはほんとに大変で、雪かきしてる間にもどんどん積もってゆくので、なんと言いますか、達成感がありません。笑
寒波と寒波の間。
この雪の半日前はとても穏やかな天気だったんですよ。
青空とお日様はほんとに天国のようなあたたかさです。
お日様の光にこんなに有難いと思えるのは雪に埋もれる暮らしならではかもしれません。
そういう日は鶏たちも外に放しますが、こちらの写真をご覧ください。
面白いと思いませんか?
草が生えてるんです。
鶏がいる場所ももちろん1m以上の積雪があったところなんですが、汲み上げた地下水によってとかした場所です。
そして意外と地温が高く草が青々としています。
今までにもいろんな雪国で仕事をしたりしてきましたが、これが十日町の特徴かなぁと思っています。
鶏たちは白さが気持ち悪いのか、雪を踏みたがりません。
土が見えることで安心感があるように見えます。
土の上をかけまわったり、そうかと思えばみんなでまったりしてる時もあったり、鶏たちにとっても穏やかな天気の日は貴重なんだろうなぁと感じました。