田んぼとか畑。
皆さんはどんなイメージをお持ちですか?
圃場の「圃」という文字は、畑とか菜園を意味する文字で、植物の芽と田畑が囲まれている象形から成り立った漢字だそうです。
子供の頃は、稲刈りが終わった田んぼは野球をする場所だった世代なんですけど、今はそんな子供を見ることはないですね。
その理由のひとつはやっぱり農薬とか除草剤ではないでしょうか。
微生物がたくさんいる豊かな土壌を破壊し続ける農業ってなんなんだろう。鼻をつく薬の匂いは子供にも不自然だとわかる。
手のひらを太陽に〜なんて歌いながら、子供ら。
大人たちは何をやってるんだと疑問符だらけなんですよ。
昨年の写真です。
化学肥料や農薬にたよらず、家畜小屋の糞尿・敷きわらや堆肥など、動植物質の(=有機)肥料で、安全かつ美味の食糧を作る栽培というのが【有機栽培】の定義です。
子供たちに簡単に伝える時、私は、「みんな生きてるから何でも強く元気に育つんだよ。」という風に話すことが多いです。
チキントラクターは鶏が除草してくれます。
鶏にとって緑餌はもっとも大事だし、人にとっては害虫でも鶏にとっては貴重な栄養源。
生態系というと、すぐに弱肉強食とか食物連鎖につなげてしまいがちですが、そういうお互い様という関係がたくさんあるわけです。
昨年、ブランコを設置していた特大サイズのチキントラクターを、高さを半分にした特大ケージに変更しました。
設置するのはもちろんここ。まだまだ雪が残る不耕起栽培の田んぼです。
まだまだチェックしながら作り込んで行こうと思いますが、まずは30羽にここで過ごしてもらいます。
こちらは昨秋、雪が降り出すまで設置していたエリア。
手前側に草の生えていないところがありますが、同じ鶏たちが過ごした場所ですね。
さて、今年はどんなシーズンになるかな。楽しみです!