皆さん、こんにちは。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。
相変わらずコロナ禍で不自由な世の中ですし、休日の楽しみ方も工夫が必要ですね。
さて、私たちサップグリーンには卒業生が一泊二日で遊びにきてくれました。
居候の鶏としてご存知の方もおられると思いますが、岡崎黄斑のフェニックスちゃん。通称フェニちゃんです。
4ヶ月ぶりの圃場は、フェニちゃんの目にどんなふうに映ってたんでしょうね。
少しずつひとつひとつを確かめるような動き・・・。
すたすた歩いて行ったと思ったら、立ち止まって周囲を見たりしていました。
ニワトリは今、考えてることを3秒で忘れてしまうなんて、言われていますが、絶対に忘れない記憶というものはあるということを再確認させてもらいました。
ふだんはフェニちゃん、飼い主のママと仙台でアパート暮らしなんですけどね。
この日は、フェニちゃんのために用意したチキントラクターでお泊まり。隣には今年3月に生まれた雛たちのチキントラクターを設置しました。
姐御肌のフェニちゃんなら雛たちに何か伝えてくれてるんじゃないかなぁと思ったりして。。。
昨年の夏だったかな。
産卵場所を迷いながらうろちょろしてたの。長い間、迷ってたなぁ〜。
一般的に考えるとね。鶏ごときにそんなに思い入れるのっておかしいと思われる方もいるでしょう。
でも、鶏のことを知れば知るほど、ヒトがどれだけ鶏たちに助けられてるかを感じさせられるわけです。
たくさん鶏たちを飼っていても、できるだけ個々を見て対応することも大事だろうと思いますし、感情や意思を通わせるためには、こちらが鶏を理解しようと努力することも大事だし、伝えようとすることも大事です。なんて言うと、頭がおかしいんじゃないかと思われますかね?笑
ただ、これまで出会ってきた鶏たちのことを思えば、ただただ鶏の感情を無視した日本の養鶏業界のやり方は到底納得できるものではありません。
例えば鶏肉は、私たちにとっても欠かすことのできない食材ですよね。
その鶏が生きていた頃のことを少しイメージしてみてください。
・ 自然の野山を駆け回り、野のものを食べ、自然の水を飲み、ストレスなく育った鶏。
・薄暗い、あるいは真っ暗で身動きのとれない狭い環境で飼養され、苦しみと痛みだけを感じて生きていた鶏
皆さんならどちらを選びたいですか? どちらがおいしいと思いますか?
一般的にスーパーなどに出回ってるブロイラーのほかに、地鶏や銘鶏と呼ばれる肉用種の鶏がいます。そのほとんどが後者だとしたら、私どもが問題視していることを少しでもご理解いただけるんじゃないでしょうか。
じつは肉用種についても新たな実験に取り掛かっています。
近日中にご紹介させていただきますね。