積雪量の多い豪雪地帯では、雪かきの道具も少し違うものになります。
私どもの新潟県十日町市では、生活のための通路や住宅の屋根の雪おろしが必須であるわけですが、主力ツールはこれです。
「スノーダンプ」というものです。
道路の下に雪を融かしながら信濃川まで流す水路(融雪溝)が設けられているのも雪国ならではだと思いますが、グレーチングを開けて雪をそこまで運ばなくてはなりません。その時に活躍するのがこのスノーダンプであるわけです。
先日、妻の分とふたつ、スノーダンプを新調しましたが、どうしても溶接箇所にストレスが大きくてダメになってしまうので、しっかり補強をしておきました。
とにかく雪を捨てなくてはならない当地。
水の力で路面の雪を融かしたり、土木関係者の高い技術による除雪作業。国道などに見られる雪除けのトンネル「スノーシェッド」など、厳しい冬を乗り越えるための創意工夫。新しいものも古いものもある中で、長い間ここで生きてきたヒトの逞しさを感じられるのも確かです。
この厳しい場所での自然養鶏とはどんなものか。鶏のためにどう関わるのか。
この地ならではの養鶏スタイルを見つけたいと思います。