今年の始め、1月と2月に孵った鶏たちがみんな毎日産んでいます!というと鶏を飼っていない方からすると「???」となるかもしれませんね。
雌鶏は毎日、卵を産んで当たり前。自分も以前はそう思い込んでいました。
サップグリーン農場の特徴のひとつとして、産卵するための(そのためだけに開発された)配合飼料を一切与えていません。
理由は保存料や残留農薬、抗生物質やビタミン剤など余計なものが多く含まれているからです。そこを妥協できると手間が省けて安く済むと言うことになるんですけど、無理に産ませることで鶏の体にとって負担となってはいけないと考えてから今もなお試行錯誤が続いているということになります。
卵を産むということがどういうことか。
オスと交配することでひよこが産まれる。つまり次の世代へ生命がつながるということです。でも、サップグリーン農場には烏骨鶏を除いてオスはいません。それなのにメスは卵を産むわけです。
案外、それと同じようには考える方は少ないのですが、鶏の産卵は、ヒトの女性でいうと生理(月経)と同じことなんです。ヒトが月に一度なのに対して毎日という周期ということなんですよね。正確には25時間とか、24時間ぴったりではないようですが。
いかに大切なサイクルなのか。少し理解いただけたでしょうか?
負担なく産卵させてあげる環境、飼料。すべて整わせるためには常に隅々まで観察することが本当に大事で、変なおじさんと思われようが鶏とのコミュニケーション、とくに「今日もいい卵を埋めたね。よく頑張ったね。」と褒めてあげることが大切なんです。
言葉を理解していなくても飼い主の精神状態やそこから発する波長なんてものからなのか、鶏はとてもよく私たちを知っています。
美しい卵がたくさん産まれているのを見ると、心が癒されましてね。飼料づくりの疲れも一気に吹き飛んでいくんですよね。。。
さらにここ数日は、タイトル通り産卵率100%・・・。
平飼いや自然養鶏では概ね60〜75%が一般的な数字なんですが、いよいよみぞれが雪に変わるような時季なのに全員産んでるということです。
私たちは消費される皆さんの健康を願い、それが日本の元気につながることを信じごまかすことなく正しいことを実践しようとチキントラクターや鶏の研究を重ねてきました。
チキントラクターや卵を利用いただいてる方からのコメントに励まされ、利益は大事だけれどそれ以上のものをお返しいただいてることに感謝の毎日なんです。
そこにこの子達がみんな産んでくれているなんて、、、本当に報われる思いです。
あ。もちろん、気は抜けませんけどね。^ ^