お盆に入って少し気温も下がったのでしょうか。まだこれからかな。
まったく外に出て何をする気にもならないような猛暑はいい加減に落ち着いてほしいものですね。。。
さて、今年も
「10年も経ってないのに鶏小屋が腐ったんだけど、どうしたらいいか。」というお問合せをいただきましたので、プロの職人としてここにも記しておきたいことがあるんです。
鶏を飼ってみたいけど、鶏小屋の準備を考えた時にD.I.Y.は苦手、あるいは日曜大工で作りたいけれど、どう作っていいかわからない。あんまりお金をかけられないから自分でやるしかない。。。
ほんとにいろんな方がおられます。
もちろん自分で作ったほうが、プロの職人に作ってもらうよりも労務費がかからないですし、その分お得ということになりますよね。その反面、長期間頑丈で安心できる強度を保持できることはないと思っておいた方がいいです。
つまり、
コストを削減した分、長くは使えない。ということになります。
コストを削減したとはいえ、ご自身で作られるのに少しでも仕入れたものがあれば、その分は赤字ということになります。そして、一般の方が購入できる木材は品質に問題もある。
木部の腐敗や獣害などによって作られた鶏小屋が廃棄処分とする場合、フレームに打ち込んだ金網を取り外して分別するのも容易ではなく、そのまま放置されてるのを何度も見てきました。
逆に説明すると、私どもが製作しているチキントラクターや鶏小屋は、コストをかけていただく以上、長く使っていただけるものでなければならないと思っています。
ここでは詳しく記しませんが、その目的のために通常の倍以上、手間をかけているとお考えください。特殊な工具も使用しますし、古の時代からの日本の木工技術を組み合わせていることも、長期間、鶏を安心して飼育するためにはとても大事なことなんです。
もちろんコストダウンのご相談もお受けしますし、できるところはご自身で作られることもいいと思います。
とくに水湿に強いこと、水の中に浸けっ放しでも腐れが出ないこと。柔軟で頑丈であることなど、ポイントさえおさえておけば獣害も心配はありません。
どれだけお伝えしても私どもが200件以上の実証実験を行ってきた標準仕様について、そこまで必要なしと判断して自作されるわけですが、大きな失敗をされることも少なくはないのです。
そういう方には、今一度どこに無駄遣いがあるのか、よく考えていただきたいと思います。
さぁ、今年もお盆の真っ只中。
すぐに秋が来て、また大雪がやってくる、、、。
考えただけでもゾッとしますが。笑
今日は、YouTubeにこんな動画をアップしてみました。
鶏たちの声を聞きながら、何を話してるのか、考えてみてくださいね。