私どもSAPGREENでは、チキントラクター飼養において、今も様々なテストを繰り返しています。
自然科学を学び探究していると木材の調湿、遮熱、断熱、蓄熱といった特性のほかに、素材の構造力学(体力)、材料工学(応力・膨張と収縮)なども必要というのが面白いですよね。
なぜ、そう固定するのか。なぜ、その釘やビスを使うのか。全てに理由があるのです。
つまりその木材や金物を固定するのには、その素材でその規格のビスをそのように使うしかないということです。
もちろん似たようなものは作るのは簡単です。だけど、特性を活かせず逆にそれを殺してしまうから長持ちするわけがないのです。
木材や金物だけではありません。樹脂製のものを接着し固定するにしても、接着剤だけでは応力は稼げ(生まれ)ません。
さらにそこで元気で丈夫な鶏を育てるということについて、土や草の上で自由に過ごせることはもちろん、野のもの以外にもどんなものを食べさせて補うかということは、とても大切です。
間違ってはいけないのは、高級なものを選んで買い与えればいいわけではありません。
野菜くずのようにちぎった外葉や熟れすぎたトマトや果実、魚を捌いた際に出るアラやハラワタは、すべて鶏にとっていい栄養素を含んでいます。
間違ってはいないんですが、「鶏は何でも食べる。」という考え方は少し違います。
野菜くず、熟れた果実、アラやハラワタ。そういったものを食べる、食べないという『見えるもの(こと)』ではなくて、鶏たちが欲しがっている微生物や菌について知ってもらいたいのです。
これは地元の米に納豆とカスピ海ヨーグルトを加えた状態ですが、もちろんさらに発酵飼料をミックスして1日分の飼料ができあがります。
真似をする必要はありませんし、鶏に乳製品を与えることに違和感を感じる方もいるでしょう。
なぜ、それを与えるか。
それも実験のひとつなんです。
「チキントラクター自然卵」というものを販売もしているのですが、全国各地のお客様に喜んでいただいております。
もしお試しになりたい方は、ご一報いただければ新鮮なものをご用意し冷蔵便でお届けいたします。
これよりしばらくの間は、アニマルウェルフェアの活動(啓蒙活動・里親探しなど)の資金として、定価を設けずにドネーション(寄付)でお願いしたいと思っています。
最低基準としてパック・梱包代などをお知らせしますので、直接お問い合わせください。クレジット決済によるドネーションとなります。
11月以降は、生産量が極端に下がる見込みで、通常通りの販売は烏骨鶏のみの取り扱いとなりますが、多くの方に自然の恵みをお届けできればと思っております。