今日は弊社オリジナルの不断給餌器と不断給水器をご紹介いたします。
長い間、いろんな形のものを試してきましたが、産卵室の両側に吊るしているものがそれです。
左側が給水器、右側が給餌器です。
これがおそらく最終形と言えるぐらい汎用性があります。
高さがそれぞれ3段階で、中雛以降は鶏の成長とともに変えられるようにしています。
給餌器のほうはおよそ13Kgの飼料を蓄えることができます。
羽数にもよりますし個体差がありますが、5羽程度で1週間から10日間は留守にしても大丈夫です。
また、給水器については、上の写真で給水口が見えませんが、ペットボトルのキャップを加工しニップルを取り付けています。
このようなニップルを使用することで、水が汚れることがなく衛生的といえます。
ホルダーとして2リットルのペットボトルがすっぽりおさまる箱にしているのは、15mm厚の杉板のもつ断熱性能と日除けの目的です。
逆さまにセットされたペットボトルの底には直径2cmの穴をあけており、注水は上から注ぎます。
この写真の側板、スリットから水の残量を見えるようにしていますが、同じ2リットルのペットボトルで注水すると使い勝手としては必要性を感じないので、要望がなければスリット加工しないほうが太陽の光による藻の発生を抑制するメリットがあります。
2リットルのボトルに水を注ぎ足すには、同じ2リットルのペットボトルで入れるとどれだけ入ったかで鶏がどれだけ水を飲んだのかがよくわかります。
ヒトと同じで夏場と冬では飲む量が違いますが、「最近はこれぐらい飲んでいる」というふうに把握しておけるのも都合が良いはずです。
複数のチキントラクターをお使いになる場合、こんなものがあると便利です。
ご要望があればなんでも製作させていただいてます。
そのほか、飼養環境に合わせてニップル付きの大きなタンクもオプションとしてご用意させていただいております。
こちらは成鶏用になりますが、鶏自身がくちばしで自ら飲む水を出す給水口。
それぞれ定期的に簡単なメンテナンスすることでトラブルなく長い間、ご使用いただけるので、ご購入いただいた方には詳細をお伝えしています。
さて、今回は「15mm厚の杉板の断熱性」というキーワードが出てきましたが、次回、お話ししたいと思います。自然の力ってすごいんですよ。。。