タイトルのとおり低価格仕様のチキントラクターをご紹介します。
針葉樹構造用合板とACQ注入材による小型移動式鶏舎で、飼養できる羽数は鶏種にもよりますが、2〜3羽程度となります。
次の画像のようにケージ部分がACQ注入材による高耐久のもので、巣箱(産卵室)が針葉樹の構造用合板製となります。
扉はこんなふうに開きます。
すべて防腐処理を施していてオリジナルの不断給餌器・給水器なども完備しているMC-ACQ-Dなどと大きく違う点は、巣箱(産卵室)に合板を使用していることとケージ部分が低く止まり木がないことです。
MC-ACQ-Dについてはこちらに添付したカタログを参照してください。
こちら側は夏場に内部の熱気を抜くための換気穴を設けております。
反対側はこんな感じです。
扉を開けると、このように床に若干傾斜をつけていて卵が転がってくるイメージです。
地形などによりますのですべてが転がるわけではありませんが。
この巣箱については、完成品とキットで販売しております。
販売価格は、完成品(税込20,000円)、キットの状態(税込15,000円)、送料が別途必要となります。
例えばケージ部分をD I.Y.で作ってこの産卵室を被せて設置してもいいですよね。
耐候性や耐久性など完全ではないものですが、手頃な価格で鶏を飼い始めたいと思われる方には良いのではないでしょうか。
ちなみにこの画像のケージ部分のサイズは、幅930 × 長さ1530 × 高さ500(mm)で、巣箱が被る部分は幅と長さが少し小さくなります。(D I.Y.でケージをお作りになる場合、詳細をお伝えします。)
完成品でケージ部分と巣箱をセットにした場合の販売価格は、税込みで65,000円。
先ほどの画像の緑色の木材(ACQ注入材)によるケージ(高耐久)の場合、税込みで79,000円、それぞれ送料が別途必要となります。
低価格仕様のデメリットをまとめてみると、
① 止まり木がない。(鶏にとっては非常に残念。)
② 2、3羽程度しか飼えない。(とはいえ一般家庭では充分かもしれませんね、)
③ 合板部分は特に夏場の日射などで歪みが生じる。(多少D I.Y.で対処が必要です。)
④ 大容量の給餌器や給水器が使えないのでその分、世話をしなければならない。(数日の留守などの際に頼めるご近所さんがいれば。。。)
⑤ イタチ対策には工夫が必要。(対策方法がいくつかありますのでご相談ください。)
というところでしょうか。
手軽に家庭養鶏を楽しんでみたいと思われる方はぜひお試しいただきたいのですが、デメリットが多いことでお分かりでしょうが、「完全」ではありません。
安心してすぐに飼い始めたいのであれば価格がぐっと上がってしまいますが、やはりMC-ACQ、もしくはMC-ACQ-Dをおすすめします。