弊社は養鶏に関してチキントラクターだけじゃなく鶏小屋なども要望に応じて製作しています。
今回、ご連絡いただいた神奈川県のK様は、鶏を放し飼いできるよう圃場の周囲にフェンスを張って、その中で使用できる鶏小屋についてご用命をいただきました。
特別注文の場合、まずは鶏の種類と数(羽数といいます。)を伺った上でCAD(3Dの描画)を使って詳細をお打ち合わせします。
住宅と同じでいざ住んでみるとここがこうだったらよかったとか、いざ使ってみるといろいろ欲しい要素が出てくるものです。
そこを考えて今のうちに増築などをしやすい工夫をしておき、長く使っていただけるようにしています。
今回の完成図は左側の描画なんですが、段違いの床は、それぞれ取り外せるようにしておくことでかなり使い途がひろがります。
ピンクの部分にケージなどを作って、巣箱の下の床板を取り外してドッキングすることで、鶏の居住スペースがかなり拡げることができます。
獣から守り鶏がストレスなく暮らせて、いい卵を産んでくれることが最優先。
あとは弊社の真骨頂、何十年も使える耐久性があること。
いわゆる骨組みの部分は、市販の材料ではなく製材の後、ACQと呼ばれる[動物や植物に無害の薬剤]を内部まで注入した杉材で構成。
雨のかかりにくい内部は、今回は厚めの構造用合板としました。
途中の写真ですが、サンルームのようなケージ部分の亀甲金網は、美しさだけじゃなく獣が噛み付いて引っ張っても切れることがないステンレス製を採用しています。
完成は少し先になりますが、K様が安心してチキンライフを楽しんでいただけるようにいいものをお届けしたいと思っています。