なんとも今年も一層猛暑が大変ですよね。
体温よりも高い気温も、考えてみたらすっかり当たり前になってますし、ここから先、どうなっていくのかと考えさせられます。
そんな暑い時にニワトリでつながっている「自然養鶏ねっとわーく🐓」の新潟ミーティングを開きました。
いつもはライングループでつながっている「自然養鶏ねっとわーく🐓」は、130名以上の全国各地の愛鶏家さんのサークルで、SAPGREENのチキントラクターで鶏を飼っておられる方や、そうでない方、これから鶏を飼おうか検討中の方など、いろんな方々で情報交換をしてるんです。
鶏が好きならどなたでも参加していただけますので、ご興味のある方はご一報ください。
先日は、信越エリアの方々が集まって“新潟ミーティング”を開くことができました。
鶏を大切に飼育しながら卵を自給したり、野菜屑などを利用しながら鶏糞で肥沃な土壌を作ることで農の現場で活かしたり、もちろんチキントラクターを稼働させながら鶏もまた豊な環境で育てたり。そういうメンバーの半数は、同じように農薬や化学肥料を使わずに本来のちゃんとした野菜や米を作っている方々だったりしますし、内容としてはやはり、
【安全な食とは、自然から得られるエネルギーとは。どんなものか。】
それを話し合うミーティングです。
今回はリタイヤ烏骨鶏の提供があり、3羽を屠殺解体をし、それを料理すること、おいしく食べること。
ショックを受けられませんように、屠殺の写真はあえて載せないようにします。
烏骨鶏を締め、羽根を抜き終わったら、クーラーの効いた屋内で、解体。外は30℃以上、、、
うちのキッチンにはふだん入ったことがない人数が入って、エアコンの効きが若干弱く感じながら、不思議と嫌な時間じゃなくてゆったり進められていきます。
解体は経験されたこともある参加者を中心に進めていただきました。
3年前に東京からIターンでやってきたMさんご一家もいつも参加してくださってて、つい最近、烏骨鶏を飼い始めたわけですが、長男くんはその烏骨鶏からいただくエネルギーや、その烏骨鶏を食べることの意味をよく理解してくれてるんです。
彼のメモは本当に素晴らしい。
将来、料理人になりたいという少年。
屠殺と解体を子供に見せるなんてと、お考えになる方もおられるでしょう。
かくいう自分もほんの数年前まで、幼い子に鶏を殺し血を見せることに抵抗があったんです。
でも、ある時に未就学児や低学年の子供に教えてほしいというお母さんと出会ったことが、ストレートに伝えることで子供たちの心に芽生えるものに気付かされるきっかけになったんです。
この少年もしっかり夢に向かい始めてるのがわかります。
解体された烏骨鶏です。
つい1時間前まで生きていた烏骨鶏が、丁寧に解体されました。
結論から言いますと、3年とか4年とか生きてきた烏骨鶏ですので、肉質は硬いので調理方法やメニューを考える必要はあるのですが、今回は新鮮な烏骨鶏で参鶏湯(サムゲタン)風のスープをいただいたのですが、やっぱり脂も含めて旨味が強くて、薬膳に利用されてきたのがすごくわかります。
土用のうなぎのように、このタイミングでの参鶏湯も食欲がそそるし、しっかり栄養が摂れるのが素晴らしいなと思いました。
ニワトリが繋いでくれるネットワークは、美味しいものを持ち寄ったりして、食について話し合ったり楽しい時間も与えてくれるんですよね。
今回は『新潟ミーティング』でしたが、今後、いろんな場所で、安全な食とエネルギーのあるものを語り合えるイベントができたらなぁと思います。