昨日元日に、石川県能登地方を中心とした大きな地震がありました。
今日夜が明けて、メディアから災害の状況が次々と伝えられていますが、たくさんの亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災者の皆様のお見舞いをさせていただくとともに、1日も早い復興をお祈りいたします。
私どもは鶏の仕事が中心にあって「生命」を扱う仕事をしています。
単に動物を閉じ込めるものを作っているわけではなくて、鶏を飼ってみるとわかるのですが、身近に鶏がいると自分たち人間の健康を考えさせられることが多くて、健康志向というわけではなくても、少し体に良いものを考える様になったりするものです。
つまり食生活を中心にちゃんとしたものを考えたり、可能な範囲で作付けをしてみたり。
もちろん買い物をする時に農薬や保存料を気にしたりする様になるわけですね。
時々、インスタでも紹介しているのですが、発酵系の飼料を仕込んで販売させていただいてるのも目的は鶏の健康と良質な卵です。
鶏の腸活をしながら鶏が排出する糞と、それが土と混ざって熟成したものは土壌を助けるエネルギー源となって自然に還り有用微生物群を増やしてくれますし、もちろん植物や野菜がいきいき育ってくれます。
私自身、農家でもないですし、畑や田んぼに興味があったわけではないです。
化学物質過敏症でもありませんし、そういう意味では化学調味料のスナック菓子にとりこになってコーラをがぶ飲みする青春時代でしたので、そういう意味では何も特別な人間ではありません。
ですけど、もう10年前のことです。鶏が草の上にいる姿を見ただけで自然の摂理というものなのか、生き物が生きるために必要なものを感じさせられたんです。
それってすごいことだといまだに思うんです。
自分ごときが何か大きいことができるわけではありません。
ただ何か大切なことを見つけたらそれを人々に伝えていけるといいなぁと思っています。
今日は只今、育成中の烏骨鶏のひよこのところにやってきたテンの姿をご覧いただきます。
この冬、じつは作業場に棲みついて冬を越しているテン。紛れもなく野生動物の姿ですが、皆さんはどんなことを感じますか?
また機会がありましたらそんなお話を聞かせてくださいね。