鶏にとっていい環境ってどんなものかわかりますか?
チキントラクターは太陽の光とか風を浴びて草や虫を食べることができる。それが結果として除草につながるので喜ばれるわけですが、草とか虫がいなくなる冬の間はどうなのか、気になるところですよね。

ひとつ注意しておきたいのは、卵を産むメスの鶏たちはカルシウムが不足すると卵に殻を作るために自分の骨を溶かすことで骨粗鬆症となったり、くる病や脚弱などの症状から骨折しやすくなるということです。
カルシウムを補う目的で牡蠣殻を餌に混ぜたりする対処を考えられることが多いですけど、ビタミンDやたんぱく質、マグネシウムも一緒に食べさせてあげることでカルシウム吸収率がとても上がりますので覚えておいていただきたいです。
鶏は日光浴をすることで体内でビタミンD3を生成するので、チキントラクターは少しでもカルシウムを吸収しやすい環境が作られます。
上の写真は2羽のブラマーが発酵飼料を食べている様子ですが、ちょっと酸っぱい匂いのほんのりあたたかい鶏のために作っているもので栄養を摂り免疫力を蓄えながら穏やかに過ごしているんですよ。
この子達のチキントラクターは一日に一回、場所や方向を変えています。チキントラクターに鶏が入ったまま移動するわけですが、どんな様子なのかこちらでご覧ください。
