以前から何度もお伝えしていますが、平飼いや放し飼い、チキントラクターのような自然養鶏というものは鳥インフルエンザとは無縁だと思っています。
依然、国内では鳥インフルエンザの感染が拡大しておりますが、発生している養鶏場はすべて大型の養鶏場で私たちが反対している窓のない鶏舎の中でケージで飼われている鶏ばかりが感染し殺処分されているのです。
窓がなく野鳥との接触がない上に人の出入りの際はきちんと消毒されている養鶏場で鳥インフルエンザが発生しているのが現実です。
雛の頃から土や草の上で育ち、大人になっても自然環境下で過ごす我々の鶏たちはスズメやカラスといった野鳥とは常に過ごしています。時には有り難くない猛禽類もやってくる。
自然養鶏は、言い方を変えると鶏自身が持つ能力を最大限に活かす飼養方法です。あまり知られていませんが、鶏はとても感情豊かで互いにコミュニケーションを図り、集団の秩序を確保します。そして、洞察力や先見術のようなものをもっているんです。
こだわった飼料を与えたりしても足りないものは鶏自身が自然の中で摂っていると考えられます。鶏をロボットのようにエサと光でコントロールするのとは大きく違いがありますが、それが鳥インフルエンザに感染しない理由なんじゃないかと思っているんです。
土壌にある微量要素を摂ること。これがチキントラクターの一番のメリットであります。鶏が健康に丈夫に育ってこそ栄養たっぷりのいい卵を産んでくれるわけで、エサで卵を作ってるような養鶏は誤ちだらけです。
自然に対して真摯に向き合わないといろんな問題が出て当然。ほんとに虐待のような日本の養鶏は今が変わるチャンスですよ。
これは今、私たちのところにいる烏骨鶏の雛です。
なんとも穏やかにこちらを見てるでしょ?
この表情を見て、丈夫に育てて温かい季節がきたら草の上で遊ばせてあげたいと思うのが自然ですよね。
卵を産んでくれたらただただ感謝。
こんなひよこを授けてくれた母鳥と父鶏にも感謝。
じつは鶏の健康を思うのは、そういう気持ちの延長線上にある恩返しだったりします。
昨日は奈良と岡山。
今日も広島で鳥インフルエンザ。
なぜ養鶏場で鳥インフルエンザが拡がっているのか。
いろんな原因はあると思うんですが、そもそも鶏のことをどれだけわかってる人が飼ってるのか疑問に思いますし、鶏に対する思いやりがないんじゃないかと思ってしまいます。
私どものチキントラクターは、国産の杉の木にACQという動物と植物、生態系に無害な防腐剤を内部まで注入したもので製作しています。
これには銅の成分を含んでいて30年間腐らないと同時に、銅のもつ殺菌効果があるんです。
「お母さんのおなか」というのが、私どもが作るチキントラクターのコンセプトです。
鶏をやさしく守ってあげるチキントラクターから産まれるものは、卵だけじゃなく無限大のやさしいおだやかなものなんですよ。