チキントラクターまでの大きさだと置くことができるスペースがないとおっしゃる方のために、底が樹脂製の網で土や草を啄むことができる半畳サイズの鶏小屋をお届けしたのはちょうど1ヶ月前。
採卵ユニットも欲しいということで、自由に設置できるものをお作りしました。
実際にここで鶏の雛を飼い始められたんですが、高さがあると止まり木を付けてあげられるし、ケージの外から採卵できたほうがいいのもよくわかったんだけど、なんとかならないか。というご連絡をいただきました。
飼い始めてわかること。狭いお庭で理想を形にできないか。
なるほど、それで標準モデルのチキントラクターがそういうふうに作られてたのかと気づきました…と、お話いただきました。
自分自身も、理屈っぽい文章で設計意図を伝えることをしてきましたが、それで上手に伝えられてる自信はまったくありません。
先月、お届けした上の写真の鶏小屋を最小限のコストで“かさ上げ”しつつ、その空間もうまく使えたらと、こういうものをお作りしました。
これをドッキングして。
おわかりいただけるでしょうか。
大阪のお客様ですが、採卵箱のサイズをもう一度お客様に測っていただいて、それがおさまる部分を新潟で作ってお届けしたわけですね。
そこには止まり木も付けておきました。
コストを抑えるにはお客様の手をお借りして、組み立てていただいたり加工していただいたり。もちろん重要な部分は品質に妥協せずに資材を使って私どもが製作します。
最初から完成したもの…というか、形ではなくて条件が揃った「完成品」を注文していただけると強度的な弱点もないように、使い勝手も鶏たちの居住性もいいものをお届けできる。には違いないんですが、
ここがあーだこーだ、あんまりお金もかけたくないけど、、、なんとかしたい。なんてことで。結果的にたくさんお金を使うことになってしまうというパターン。笑
自分で立派なチキントラクターを作ったはいいけど、野生動物に壊されて愛鶏もやられてしまったという方が、そういう大きな失敗をしてからご依頼を受けるのと同じで、無駄が多すぎてとても高くついてしまうんですよね。
ですからD.I.Y.で楽しみながら作られる場合でも、気軽に声をかけていただいても結構です。お金をかけるところとかけないでいいところと、いろんな余計な話をしながらレクチャーさせていただきますよ。^ ^