記録的な短期間の梅雨を経て、やっと7月に入りました。
毎年のようにこの時期に“異常”を感じている気がします。
アスファルトではない土の表面温度が、40℃…
平飼いではありますが、チキントラクターと同じ構造の小屋の中。
鶏たちが過ごす位置ごとに温度を測ってみました。
まずは産卵室付近。
この小屋も移動式で床は直接の地面なんですが、その温度。
なぜ屋根がポリカや鋼板波板ではなくて杉の板なのか。
ただの板だと思われがちですが、そこには調湿性などのほかにも優れた断熱性能というものがあります。
チキントラクター本体には断熱性と通気性を合わせることで鶏が心地よく過ごせる環境を整えています。
ただ台風や連日の高温などの異常気象の際は、いろんな工夫をしていただくことでさらに居心地の良さを作ってあげられるんです。
例えば、鶏のために日除けをしようとする時に葦簀(よしず)や簾(すだれ)をすぐに思い浮かびますよね。
ただ風通しを良くしたい場合は、こんな方法も有効なんです。
杉の板の断熱性は光だけじゃなくて温度も遮ってくれるわけですね。
弊社は長い間、建築や家具などいろんな造作をしながら高性能につながるものを選んできました。
炎天下のチキントラクターの中に頭を入れてみると冷房の効いた部屋のような不思議な空気を感じることができたりします。
そういう面白い自然科学も皆さんと一緒に経験していきたいなと思います。