関東地方の今年の梅雨入りは、大雨となったようですね。
新型コロナは少しずつ終息に向かっているようですが、人工が密集してる都会や市街地は大人も子供もストレスになったんではないでしょうか。
私どもも時々なんの目的もなくただ海を見に行ったりしますが、外に出られないというのは大人も子供も辛いことですよね。
梅雨入りということでさらに雨降りの日が続くと外に出かける人が少なくなりますが、里山など自然の近くに住んでいるとビルの谷間や常に車が行き交う場所などと比べて「雨」そのものが違うもののように感じます。
都会には雨が必要ないもので、自然や農業には真逆。
そもそも存在が違うわけですよね。
あるいは、水=災害というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
田植えが終わったあとの田んぼに雨が落ちる波紋なんて、すごく風情のあるもので、苔が生(む)す和の庭園の池や鹿威し(ししおどし)というものを連想させます。
サップグリーン 農場には、小さなお子さんが毎日のように鶏を見に来てくれるんですが、農薬を使わないためにビオトープとなって生き物がたくさん集まる圃場は、雨の日には、それを待っていたかのように姿を見せてくれるものもいて、四季折々のほんとの姿を感じてくれてると思います。
東京や大阪で住んでいたこともありますが、やはりそれほど貴重なものはないです。
なんでも操ろうとする「都会の理論」でも、水を下から上には流せないのです。
未来を担う幼い子供たちが、自然の摂理の中にどれだけ豊かなものを感じながら成長できるか。
そういうことを考えていきたいと思います。