鶏卵の品質について触れてみたいと思います。
一般的に言われている卵質というものは、大きく分けて外部形質と内部形質となります。
簡単に言うと中身だけ良くてもだめということになりますね。
外部形質として1つ目には、卵殻が強く破損しにくいこと、2つ目には形が正常であること、3つ目には卵殻のきめが細かく表面がざらざらしておらず、品種の特色のある卵殻色が均一であるということだそうです。
うちのアローカナの卵です。
若干、色にばらつきがあるかなぁ。。。
そして、こちらは岡崎おうはんの不良卵。
殻が薄くなった理由をわかっているので飼料の配合を調整して2、3日後にはしっかりした殻になります。
次に内部形質です。
いい卵とされていつのは、以下になります。
1つ目には濃厚卵白が盛り上がっていること、2つ目には血斑や肉斑などがないこと、3つ目には卵黄が丸く盛り上がり色が適度であることが挙げられます。
総合的に考えると卵殻が強く濃厚卵白が盛り上がっていることが特に大事ということになります。
自然養鶏では、濃厚卵白がしっかりします。
黄身は体になる部分でその周りにある濃厚卵白が体を育てる栄養、メダカの稚魚が栄養の袋をぶら下げているのをイメージするとわかりやすいかもしれませんね。
つまり、濃厚卵白がどれだけゼリーのようにしっかりしているかが、いい卵を見極めるポイントと言えます。
黄身の色が濃いからいい卵だという一般的な考え方がありますが、じつは何を食べさせるかでコントロールできるの、ご存じですか?
自然養鶏では、どうしても冬と夏の卵に違いが出ます。
でも、それってNGでしょうか?
旬の食材があるように四季ごとの卵の味を楽しんでもいいんじゃないかと、個人的には思うんです。
鶏が一生懸命産んでくれた卵です。自然に育った彼女たちが与えてくれるエネルギーは本物。
なるべくいいものを選んで健康でありたいものですよね。