島根県大田市の石見銀山近くの橋の欄干の腐食が進んでいて観光客が川に落下し、死亡したという事故があったようです。
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/279085
世界遺産で景観の保護という観点で、管理する自治体の修繕工事もかなり遅れていたことが予想されます。
いつもながら「木の腐食による」事故には、仕事柄、なぜ誰もそれを防げなかったのかと考えてしまいます。
いずれにせよ今回も1人の女性が亡くなられていますし、今後、二度と事故が起こらないように管理者の対応が望まれます。
私どものチキントラクターは30年の高耐久性を持たせています。
中には「別に腐ってもいい。何年かは持つだろう。」とおっしゃる方もおられますし、その考え方は間違いではないと思っています。
ただ、残念ながらそれは極端に耐久性が見込めない弱いものになるんです。
例えば水湿に弱いという意味で考えると、
「腐ってしまう木製品は、段ボール製品よりはマシ」程度のものです。
もちろんそれを知った上で、2年に1回程度の修繕か、あるいは新調するなどの管理できるようであればいいと思うんですが、SAPGREENとしては、
腐るものを作って対価をいただくということはできない。ということです。
なぜか、
もちろん島根のように死亡事故はないでしょう。ヒトの死亡事故は。
腐食してしまうとそれが好都合のシロアリがやってきて、そこで数年は卵を孵すことになります。そのシロアリが増えて次の場所を求めます。さて、どこに向かうか、考えてみてください。
それが住宅の水回りの床下。あるいは食べることがわかっている断熱材など。
30年腐らないこと。
30年強度が落ちないこと。
30年シロアリから守ることは、何よりも安心して鶏を飼うための条件なんです。
長年、公共施設や住宅の建築、ウッドデッキや遊具など。
山の中や雨ざらしの場所の構造物に携わってきて譲ことができない安全性です。