春の陽気でテンションが上がるなんて、あたたかさなのか、青空か桜のピンク色なのか、心地いいものがあると外で過ごしたくなるものですよね。
今現在はHC-ACQ-Kというチキントラクターを製作中なんですが、いつも通り鶏の目線と感覚で判断しながら進めています。
杉の木の構造物はなかなか迫力があるものです。
ここでどんなふうに鶏たちが過ごしてくれるのか。雛たちがここでどんなふうに成長していくのか。いろんな光景を目に浮かべながら、ひとつひとつの作業が合格かそうでないか。。。
考えてみたらえらい仕事です。なんせ生き物がそこに住むんですから。。。
人が生活をする住まいを建ててきた大工じゃなかったら、不安だらけでできない仕事かもしれないですよね。
で、全く知らない動物の小屋だったら、どうなんだろう。
こう見えて案外、不安材料はたくさんあるんです。だからこそ、きっちり対処ができるわけです。
あの獰猛な動物が鶏小屋を襲う時はこんなふうに襲うから、この構造が必須。というようなものですね。
時々、急に来られて、「初めて鶏を飼いたいんだけれど、飼えるかなぁ?」なんて、相談を投げかけられる時があります。
愛鶏家は誰でも最初は初めて飼うことから始められてるでしょうか。だから、飼えないことはないんですよね。笑
だけど、プロとしてどう答えるべきか、考えてしまうわけです。
同時に初めてお越しいただくお客様が、私どもを信用してくださって相談していただくことも。
うちはチキントラクターを作って売っています。
そのチキントラクターは、ただただ鶏のことを考えて作っていますので、初めてそこに入った鶏がとても居心地がいいような姿を見せてくれるんです。
果たして、あなたがそのチキントラクターを見て、どこにどんな工夫がされているかを一つでも見つけることができるでしょうか? なんて、質問を逆に投げかけたりします。
鶏は飼いやすいです。
でも難しいこともある。
それは病気とか、鳴き声とかそういう不安もあるでしょう。
それとは別に里親の精神面もとても大事です。鶏はそれをしっかり見ているんです。
小さくても命は大きいですし、最大限のやさしさでしっかり愛してあげられるなら、ちゃんと飼えますよ。
少なくともしっかり愛されるのであれば、私どももずっと応援し続けます。