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TOP > 自然養鶏にわとりブログ > バンブルフット(趾瘤症)

バンブルフット(趾瘤症)

2023.10.10

鶏の病気のひとつで、頭を悩まされている飼い主さんもおられるみたいなので、少しこちらでも書いておこうかと思います。

あくまでも私どもが経験してきた中でうまくいったことから、以降バンブルフットの対処として行っているやり方ですので、正解かどうかはわかりませんので、そのつもりでご一読いただけたらと思います。

まず初めて耳にする方にバンブルフットとはどんなものかをご説明しますと、脚の裏のタコのことです。今回はアヒルの“チャイ”が患者です。

大型の鶏で体重がそれなりに重かったり、止まり木の太さが合ってなかったり、コンクリートの上で生活していることなど、考えられる原因がいくつかあるようですが、初期の状態は足の裏のタコですが、症状が進んでいく順を記すとこのようになります。

タコ(カサブタ)が原因となって、その内側に炎症をおこしてしまって膿が溜まるわけですが、その膿で脚の一部が膨らんでいる状態(腫れ・こぶ状など)となります。

溜まった膿はタコ(カサブタ)を踏みつける(歩く)行動の中で、部分的にカサブタが皮膚と離れてしまって外に少しずつ出る状態になります。

もちろん脚の裏ですので、膿が漏れ出すような状況を目で見て発見することはありません。

カサブタが部分的に離されている。つまり傷口として開いている状態ですので、そこから雑菌が入りやすいわけですが、それを防ぎたいわけですね。
獣医さんに相談をすれば消炎剤とともに抗生物質を摂らせて治癒に向かうことになるのかと思っています。

鶏のバンブルフットで中期に多いのが、ブドウ球菌を体内に侵入させることだと思っていますが、このブドウ球菌は鍾乳洞のように成長し続けて、最終的に骨に食い込むのか融着のようにくっついてしまう状態になるそうで、そこまで進行すると大掛かりな外科手術が必要なのかと思います。

子供の頃、カサブタが取れたら、そこに新しい皮膚ではなくて白い膿が溜まってるのを見たことがあるませんか?そういう時は、どういうことなのか、カサブタが浮いているのかくっついてない状態になるんですけど、まさにそういう状態で、内部が完治してないとカサブタが簡単にはずれるわけです。文章で説明するのが難しいですけど、そのカサブタの周囲を触ったり、カサブタの直下に何かある感覚があれば、鍾乳洞か歯の根っこのようなブドウ球菌が成長している可能性が大きいです。

あくまでもひよこやの処置の仕方ですが、このような流れです。

① 状態によっては熱消毒後の刃物で切開する。

② カサブタを取り除く。

③ ブドウ球菌がある場合は(感覚的にいうとごっそり)抜き出します。

④ ブドウ球菌がなくて膿が溜まってる状態だったら、その膿をできる限り全て絞り出します。

⑤ ブドウ球菌や膿がなくなったら、流水で清潔に洗浄。

⑥ 縫合して傷口周囲をイソジンで消毒する。

⑦ 絆創膏、テーピング、サポーター(軍手などのゴム網を利用)で保護をして経過観察へ。

どのように手の中に入っていたか、わかるでしょうか?
カサブタの向きから想像して見てください。
でっかいですよね、、、。

日常を土の上で過ごしていると、いろんな菌が体内に入ってしまうこともあると思います。
その中には善玉菌もあって、それは逆に健康状態を維持するのに役立ってるわけですから、土の上にあるもの全てが悪いというのではないんですよね。

善玉菌のおかげですんなり治癒していくのかもわかりませんし、こちらで行う処置としてはこのブドウ球菌を除去することだけということになります。

傷口の細胞を消毒で破壊しないことも大切ですので、うまく治りやすいようにしてあげることが大事です。

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