ほんとに涼しくて過ごしやすいなぁ〜なんて季節の移ろいを感じたと思ったら、急に冬がやってきたような感覚ですね。
気温の変化で体調を崩しやすい時期ということも言えますし、健康管理が大事ですよね。
さて、緊急事態宣言も解除され、世の中が動き出した感があります。
昨日は久しぶりに夫婦で買い物と映画鑑賞、食事を楽しんできたんですが、大型の商業施設は立体駐車場まで車が溢れかえってました。
世の中が動き出した。やっぱり、こうじゃないとなぁ〜なんて考えてると渋滞でイライラすることもありません。多くの方が秋物の洋服をにこやかに選んでる。フードコートでは並んで順番を待ってる人たちがいたり、親子でラーメンをおいしそうに食べている。なんて素敵なことなんだろう。。。なんて、今まで感じたこと、あったかな。
私どもは、チキントラクターを作ったり卵を販売したりしていますが、もちろん利益をあげることも大事だけれど、最も大切に思っているのは『健康な社会への貢献』です。大きなことはできませんが、毎日、自然から教えられることを少しでも日本の未来につなげたいと考えています。
人の心に豊かさをもたらせてくれるものを追求してきた職人であり続けたいと考えています。。
「人と自然といい関係。」をモットーとしていろんな物事を見ていきますと、気になったり、何か引っかかるものがあまりにも多すぎるんです。
チキントラクターは、少なくとも鶏に毎日、フレッシュなサラダとたんぱく質豊富な環境を用意してあげられますので、特別いい卵を産んでくれて当たり前なんです。
養鶏業としては羽数が少ない割に作業量が多すぎますし、鶏舎を移動させる労力も必要ということから非常に効率が悪いです。
さらに「良くないもの」「余計なもの」は鶏に食べさせるわけにはいきませんから飼料も自分で原料を集めて、週に2回、発酵飼料を仕込まないといけない。
ほんと、どの分野でも同じようなことが言えますが、本物を追求すると儲かりません、、、。笑
じつはつい数日前、家畜保険衛生所(家保と略されます)の巡回がありました。
2名の担当者と鳥インフルエンザで報告書類が増えたことなどの説明、消毒の手法など、いつも通りの指導を受けましたが、農水省のガイドライン「鶏飼養衛生管理基準」の改定で、飼養管理区域をしっかり設定すれば放し飼いも認めている文面が追加されたことを教えてもらいました。
家保は各都道府県の組織ですが、その組織内でも経済動物の扱い方や飼養方法が自然なものであったほうがいいという意見も多いように感じてきました。
チキントラクター自然養鶏は一般的ではない分、衛生管理の仕方という部分は心配されることもあります。私たちは、鶏がしたがっていることを家保の指導のもとに一つずつクリアしていくことで、チキントラクターも卵も安心して利用していただけると思っています。
もしかしたら日本の養鶏のメインがチキントラクターになる可能性も視野に入れて、自然に負荷を与えない一番いい飼い方と認めてもらえるように、経済的効率や衛生管理を追求してゆきます。
そして、人の心を和ませるものはいつも自然なものだと思っています。
幼い子どもさんたちの素直でまっすぐな目と屈託のない笑顔と同じように、影響が大きいと思っている自然界の生き物にもそうあって欲しいと願っています。
家保の担当者の方には、「この時期、よその養鶏場では悪癖が出ているのが当たり前な状況だけど、サップグリーン農場ではどの子の体も美しいですね。」とお褒めの言葉をいただきました。
当たり前のことを当たり前のままということだけで、特別なことは何もしていないんですけど、面白いですよね。